皆さん、こんにちは。
先週の金曜日は小野薬品工業が年初来安値を更新し、苦しかった~。
さらにADRは2286円と最悪な状況でした。
私の保有は2400円台で200株のみですが、それでも、どこまで、下がるんだろうと、下がっても、ホールド!と腹をくくっていました。
そうしたら、米国市場が終わった後、ビックニュースが!
小野薬品、米メルクと和解 「オプジーボ」特許巡る訴訟:朝日新聞デジタル
以下、毎日新聞からの引用です。
小野薬品工業(大阪市)は21日、がん治療薬「オプジーボ」に絡む特許を侵害されたとして、国内外で提訴していた米製薬大手メルクと和解したと発表した。
小野などが持つ特許の有効性を確認し、ライセンス契約を結ぶ。小野側はメルクから頭金6億2500万ドル(約715億円)を受け取り、メルクが販売する新薬「キイトルーダ」の売り上げに応じたロイヤルティーも得る。小野側の実質勝訴といえる内容だ。
小野は、キイトルーダにはオプジーボと同じ働きをする有効成分が含まれ、特許を侵害されたとして、日米欧でメルクや同社の現地法人を訴えていた。
まずは、この和解内容、特許を侵害した事実を認められたことに意義があると思います。この毎日新聞の記者も小野側の実質勝訴との考えです。
メルクからの頭金、約715億円もすごいですね。他の記事からの情報だと、このうち、25%が小野薬品、75%がBMSということですので、小野薬品には、「約178.75億円」が受け取れることになります。なんで、小野薬品とBMSは折半ではないのかと思いますが、会社規模も全然ちがいますから、まあ色々あるのでしょう。それでもこの金額はでかいです。
また、メルクが販売する新薬「キイトルーダ」の売り上げに応じたロイヤルティは6.5%(2023年12月末まで6.5%、2026年12月末まで2.5%)です。これも頭金と同じ、小野薬品が25%、BMSが75%の配分だそうです。
今回の和解内容、とても意味があると思います。今後、他社が同じような薬を販売した場合、この事例が参考になりますからね。今後も売り上げの拡大期待ですね。
先週の始め頃に、株価が2400円ぐらいに下がったときに、底値と思い、2つ目を拾ったのですが、先週の金曜日、「米ブリストル・マイヤーズ・スクイブは19日、がん免疫治療薬の「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法について、肺がんの第1選択薬として米国で加速承認を目指さないことを決めたと発表。」を受けて、株価が年初来安値を更新、この時はなんで、もうちょっと待ってから買わなかったんだろうと悔やみました(タレ・レバなんですけど)。だけど、「この加速承認を目指さない」という裏には、少なからず、この和解もあったからだったんだと思います。
裁判が長引くと両社とも消耗すると思うので、何はともあれ、和解という形で決着がついて私は良かったと思います。
特許侵害は当たり前で株価には織り込み済みとか、ロイヤルティが少ないとかネガティブな意見もありますが、織り込み済みではないと思うし、これであく抜けしたわけですし、今後、同じような問題があったとしても、今回の事例が参考になるわけですから、私は今回のニュースはポジティブに受け止めています。
明日の株価が楽しみです。
あとは、トランプさんの発言などで引きずられなければいいんですけどね。