今年に入って、IPOに挑戦してきたが今までかすりもしなかった。あまりにも倍率が高く、IPOに当選したら”宝くじ感覚”と考えていたので、証券会社によって当たる確立が全然ちがう点について、あまり重要視してこなかった。
だけど、郵政IPOは今までのIPOと違い発行枚数があまりにも多く、当選もそれほど難しくありませんでした。
それでも、証券会社によって、当選、落選が明白になりました。
今回、郵政IPOに挑戦して、証券会社(SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券、カブドットコム証券)の4社から申し込み、SMBC日興証券のみから「ゆうちょ銀行」と「日本郵政」が当選しました。(※カブドットコム証券の「日本郵政」の発表はまだですが)当選したSMBC日興証券は、郵政IPOでは「主幹事」でした。
幹事・主幹事・グローバルコーディネーター
IPOを取り扱う証券会社には、”銘柄ごと”に「主幹事」「幹事」があります。
※今回は大規模なため、「グローバルコーディネーター」というのが登場しました。
この幹事や主幹事(グローバルコーディネーター)になってないと、IPOを販売することができません。さらに、主幹事と幹事で、取り扱い株数の割り当てが異なります。
主幹事だと発行枚数の85~90%が割当てられます。残りを幹事である数社の証券会社への配分になるわけですから、主幹事と幹事の会社に同じように申し込んだとしても、当たる確率は全然違ってきます。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で、申込数が多ければ多いほど当選する確率は上がります。が、申し込むには資金が必要です。(資金が必要でない証券会社もあります。)「限られた資金」の中で当選をめざすのであれば、いつも「主幹事」を意識するのが良いですね。
2015年最も多く主幹事になった証券会社(2015/10/29調査時点)
今年の始めから、現時点で発表されている「12/3上場 インベスターズクラウド」までで「主幹事」が多かった証券会社を調べてみました。
※件数には郵政IPOで登場した「グローバルコーディネーター」の数も含みます。
※数の数え間違いがあるかもしれません。参考程度にご覧ください。
2015年最も多く主幹事・幹事になった証券会社(2015/10/29調査時点)
やはり幹事にならないとIPOに参加することすらできないので、幹事もどうなのか調べてみました。下記の順位は主幹事と幹事の合計値での順位です。
※件数には郵政IPOで登場した「グローバルコーディネーター」の数も含みます。
※数の数え間違いがあるかもしれません。参考程度にご覧ください。
- 1位:SMBC日興証券(65件)
- 2位:SBI証券(61件)
- 3位:みずほ証券(57件)
- 4位:野村證券(41件)
- 5位:マネックス証券(39件)
- 6位:岡三証券(36件)
- 7位:岩井コスモ証券(35件)
- 8位:大和証券(31件)
- (以下省略)
SMBC日興証券すごかった
運の悪い私でも郵政IPOに当選したSMBC日興証券は、現時点で、主幹事取り扱い1位、主幹事・幹事合計取り扱い1位と、やはり、一番IPOには有効である証券会社だったんですね。
大和証券に注目!!!
大手の証券会社は当然、主幹事になる件数は多いのですが、手数料も高いんだろうなとあまり調べていませんでした。が、主幹事の取り扱い第3位である「大和証券」って、「ダイワ・ダイレクト」コースというのがあって、インターネットやコレクトセンターで取引できるそうです。これだと、手数料が最低1080円から。初値でこの手数料分くらいは上がると思うので結構お手ごろではないでしょうか。
ただ、大和証券は店頭がありますので、店頭分を除いた分がネット抽選となります。それでも抽選配分は15%あるので、大和証券が主幹事だった場合、幹事の配分と比べれば、配分は多いです。
改めて調べてみると、やはり大和証券にも口座は作っておくべきだったと少し後悔しました。